陶里宛 陶芸日和

陶芸講師、日々の陶芸と日記!!



盲ろう者社会参加講座へ :: 2015/03/15(Sun)

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先日、盲ろう者さん(耳が聞こえない、目が見えない)対象の陶芸教室をする為、
↑八幡西区コムシティ5階まで行って参りました。

話は溯り、今年始め、
盲ろう者さん対象の陶芸教室をしたいので、その講師に来てもらえませんか・・・と、
問い合わせがあった。
「盲ろう者社会参加講座」と、いうもので、
1回目が体操教室で3人、2回目が料理教室で2人、そして、3回目が陶芸教室との事、
人数も少ないようだし、普段やっている事が役に立つのだったら・・・と、お請けする事にした。

そして、正式にお請けする事が決まると、
陶芸を始める前に、備前焼についての講義をしてほしい・・・との事、
エェェェーーーー、と、かなり困惑!!! 
が、お請けしたからには、仕方がない・・・手持ちの本を読み返し、PCで検索したりして、
なんせ備前焼は1000年の歴史があり、須恵器、平安時代からの話しとなる。
細かい所は、カンニングペパーを作り、準備万端 


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立派な工芸室に通された。

ここで、センター長さんとご挨拶、打ち合わせ、
持ち時間3時間で、こんなに話しても大丈夫ですか?と、持ってきた資料を見て貰うと、
ちょっと、無理なので簡単にしてください。と、おっしゃる、
エェェェーーーと、ちょっと、パニック 

作るのに時間はどのくらいかかりますか? と、質問されたが、初めてなので分からない。
健常者さんで2時間弱かかっている事を、
耳が聞こえない、目が見えない、全て、通訳さんの手話で進める事になる。
2時間以上かかるのでは・・・と、思い、先に、陶芸、作品を作ってから、
残りの時間を話に当てては・・・・と、答えたが、
いえ、先に話をしてください・・・との事、

仕方がないので、1000年の歴史を、簡単に省力して、シドロモドロ話していく。

今まで手話に、接した事がない。
TV、NHKの手話ニュースを見た事があるだけだ。
今回、手話を身近な物、生活の一部として普通に使っている方の、
手話、手の動きがメチャクチャ早い事が分かった。

時々、話しを止めて、もう通じているんですか?と、聞くと、ハイと、おっしゃる。

始め、お話があった時に、
健常者さんより、ゆっくりになると思いますから・・・と、説明があったが、
ほとんど違和感無く、普通のスピードで進んだ。


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そして、いよいよ、本題の陶芸教室開始

今回、手ロクロを使って、手捻りでの制作だが、
紐状にした粘土を積み上げる紐作りではなく、丸めた粘土の塊で作る、玉作りの方法にした。
大物作りには不向きだが、粘土の塊なので、
粘土同士の接着部が上手く接着出来ているかどうかの心配がいらない。

健常者さんと同じように、初めて粘土に触って、作るので、
作り方を説明し、とにかく作って頂く。

盲ろう者さんは、1回の説明だけで、もう頭に入っているのだろう・・・次からは説明なしで作られる。
そして、耳が聞こえない、目が見えないので、
お隣同士、おしゃべりをする事も無し・・・集中して作られる。
結果、健常者さんより早く出来上がってしまった。
出来上がった作品も、私の想像をはるかに超える出来栄えだ。

出来上がった作品は、持ち帰り、少し、乾燥させ、私が仕上げる。
仕上げたら、又、アップしたいと思います。


テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 陶芸一日体験教室
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